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  1. 魚津市議会 2020-03-01
    令和2年3月定例会(第4号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2020年03月19日:令和2年3月定例会(第4号) 本文 (全 61 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午後 1時30分 開議 ◯議長石倉 彰君) ただいま出席議員は定足数であります。  休会前に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────             議案第1号から議案第27号まで 2 ◯議長石倉 彰君) 日程に入ります。  日程第1 議案第1号から議案第27号までを一括議題とし、予算特別委員会委員長及び各常任委員会委員長報告を求めます。  (予算特別委員会委員長報告) 3 ◯議長石倉 彰君) 予算特別委員会委員長 浦崎将隆君。  〔予算特別委員会委員長 浦崎将隆君 登壇〕 4 ◯予算特別委員会委員長浦崎将隆君) 予算特別委員会報告をいたします。  本定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、議案第1号 令和年度魚津一般会計予算議案第2号から議案第7号までの令和年度魚津国民健康保険事業等特別会計予算令和年度魚津水道事業会計予算及び令和年度魚津下水道事業会計予算であります。  去る11日及び12日の2日間にわたり委員会を開催し、慎重に審査いたしました。  これより、審査の経過と結果をご報告いたします。  令和2年度の予算案は、基金に頼らない財政健全化計画の実行に努めながら、子育て支援教育環境充実観光振興産業振興、魅力的なまちづくりにおける取り組みをさらに加速化させるとともに、本市の喫緊の課題である急速な人口減少に歯どめをかけ、高齢社会において市民がより長く元気に活躍できるような取り組みに重点を置くものでありました。  当委員会においては、これらを中心に審査を行ったところ、財政健全化に向けた取り組みがようやく動き出したと感じられるものであるが、今後も厳しい財政運営が予想される中、各事業に取り組む上で適切な予算執行新規事業に対して、将来にわたる成果見込みをしっかりと立てるべき等の意見が多く出されました。  審査の結果、議案第1号を除く6議案については、全会一致原案どおり可決すべきものと決しました。議案第1号については、一部反対意見がありましたが、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決しました。
     以上で報告を終わります。  (各常任委員会委員長報告) 5 ◯議長石倉 彰君) 民生委員会委員長 金川敏子君。  〔民生委員会委員長 金川敏子君 登壇〕 6 ◯民生委員会委員長金川敏子君) 民生委員会報告をいたします。  本定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、議案第13号、議案第14号、議案第22号 令和年度魚津一般会計補正予算(第6号)中、当委員会関係費議案第23号から議案第25号まででありました。  去る16日に委員会を開催し、慎重に審査いたしましたところ、いずれも全会一致により原案どおり可決することに決しました。  以上で報告を終わります。 7 ◯議長石倉 彰君) 産業建設委員会委員長 松倉 勇君。  〔産業建設委員会委員長 松倉 勇君 登壇〕 8 ◯産業建設委員会委員長(松倉 勇君) 産業建設委員会報告をいたします。  本定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、議案第15号から議案第21号まで、議案第22号 令和年度魚津一般会計補正予算(第6号)中、当委員会関係費及び議案第26号でありました。  去る16日に委員会を開催し、慎重に審査いたしましたところ、いずれも全会一致により原案どおり可決することに決しました。  以上で報告を終わります。 9 ◯議長石倉 彰君) 総務文教委員会委員長 寺崎孝洋君。  〔総務文教委員会委員長 寺崎孝洋君 登壇〕 10 ◯総務文教委員会委員長寺崎孝洋君) 総務文教委員会報告をいたします。  本定例会において、当委員会に審査を付託された案件は、議案第8号から議案第12号までで、議案第22号 令和年度魚津一般会計補正予算(第6号)中、当委員会関係費及び議案第27号でありました。  去る17日に委員会を開催し、慎重に審査いたしましたところ、いずれも全会一致により原案どおり可決、承認することに決しました。  以上で報告を終わります。 11 ◯議長石倉 彰君) 以上で予算特別委員会委員長及び各常任委員会委員長審査報告が終わりました。  (質  疑) 12 ◯議長石倉 彰君) ただいまの各委員長報告について、何かご質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長石倉 彰君) ないようですから、質疑を終わります。  (討  論) 14 ◯議長石倉 彰君) これより討論に入ります。  発言者の通告を受けておりますので、これを許可いたします。  6番 松倉 勇君。  〔6番 松倉 勇君 登壇〕 15 ◯6番(松倉 勇君) 私は、このたびの議案第1号 令和年度魚津一般会計予算商工振興費事業名新分野産業育成事業・つくるUOZUプロジェクト実行委員会補助金500万円について、反対の立場で討論いたします。  このつくるUOZUプロジェクト新分野産業育成事業)は、平成29年よりこれまで3年間にわたり総事業費2,340万円余り費やし、さらに新年度予算にて500万円が計上されています。試算はしていませんが、かかわった市職員人件費などを含めると相当な額になっていると思われます。  この事業を始めた29年度当初に、30年度までに実際にゲームを開発できる人材を10名とすることや、また、本市に事業所を構える企業や個人事業主を最低3者以上とすると数値目標を掲げてはいたが、あれから3年経過した現在において、利用した方がいまだ1名、ゲーム企業事業所の誘致がゼロという状況では、全く成果の見えない無駄遣い事業としか思えない中での500万円の予算計上であります。  市長は、他の事務事業については、3年間で成果がないものは廃止すると常に述べられていたと思います。なのに、この事業は3年経過して結果の出せていない、成果が見えない事業に、いまだに500万円は理解できないものであります。  起業された方1名がおいでになられても、その方が事業税を納税されているとも思えないし、たとえ売れるゲームソフトをつくられたとしても、大手企業に買い取られるか引き抜かれるかのどちらかで、本市にとっては費用対効果もゼロであり、全く費用対効果の期待できない事業としか思えないものであります。  また、昨年の12月6日に開催されましたまちづくりシンポジウム2019in魚津にて基調講演をされた東洋大学経済学部教授根本祐二氏と市長、商工会議所会頭、大愛高義氏、それにまちづくり会社アトム、中谷氏のパネルディスカッションで、根本氏から市長、大愛氏、中谷氏の3者への問いかけにおいて、富山はよいところだとわかったけど、仕事がなければ暮らせないという根源的な部分について、移住・定住してもらうためにどんな仕事の場を提供できるのかとの質問に、市長は、これは答えというものがないが、多様な働く場所の提供のための場所づくりとして、ゲーム関連サテライトオフィスの設置などを例として述べられた。大愛会頭は、3年前から魚津市と一緒に、商工会議所青年部主体となって、「つくるUOZU」と称し、ゲームソフトづくりゲームソフト会社サテライトオフィスの誘致などを考え、この魚津市をゲーム産業の聖地となるよう取り組んでいると述べられていたが、お二人の話を聞いて根本教授がそこで意見を申されました。その根本氏は、ミスマッチじゃないか。活躍したいと思っている人たちと、仕事があれば来たいと思っている人たちと、今、市長や会頭がおっしゃったことは実はずれている。それは今後、相当考えてもらわないといけない。これは若者の移住・定住策にふさわしくない。新産業の育成事業としても同じことであります。  経済学根本教授からそんな指摘を受けてなおの予算計上は、市民や職員に財政の困窮を訴え、高齢者市民に負担を強いながらの市民の血税の無駄遣いと思える全く成果の見えない事業への予算計上である。もしこの事業をやり続けるならば、セミナー化して、セミナー料金を支払ってもやりたいという思い入れのある人こそが、挑戦し成功への道であると断じるものであります。  また、最近の新聞報道によりますと、5組の方たちが作品を発表し、そのうち3作品が既に販売されているというならなおのこと、ここで打ち切るべきであり、事業の継続を望むならば、その販売されている作品の収益により、この事業の運営と継続を図るべきであります。なぜならば、収益を受ける当事者であります。また、お遊びではなく、ビジネスの原則でもあります。  また反面、WHO(世界保健機関)がゲーム依存症を疾病と認証したり、最近では、賛否がありますが、子どもゲーム依存症対策として、香川県では条例でゲームは1日60分と目安を設け、ゲーム依存症対策に乗り出している。香川県に続き秋田県大館市においても条例化が検討されているなど、今後、ネット・ゲーム規制の動きは広がると思われること、そして、何よりも子どもたちゲーム依存症など障害を醸し出すこの事業の推奨やあっせんを地方自治体が行っていることに私は違和感を抱きます。  以上申し述べた理由により、新年度予算への計上に反対の立場で申し述べました。  議員諸氏も十二分にこのことを認識されていることと思います。そんな思いや良識があり、本当に財政を論ずるならば、議員諸氏にこの討論への賛意を求めて、私の反対討論を終わります。  以上です。 16 ◯議長石倉 彰君) 15番 梅原健治君。  〔15番 梅原健治君 登壇〕 17 ◯15番(梅原健治君) 令和年度魚津一般会計予算案に対して賛成討論をします。  令和2年度当初予算案は、投資的経費の抑制や公債費平準化公共施設事務事業見直し、さらには人件費の削減により、財政健全化計画の初年度の削減目標である4億5,900万円に対し、4億9,700万円の財源不足歳出削減歳入確保で措置した予算案となっています。  また、財政調整基金などからの基金繰り入れも解消され、基金の活用、使途を前提としているものと、ふるさと納税分のみが見込まれ、財政健全化に向けた取り組みがようやく動き出したと感じられるものであります。  市当局におきましては、今後も厳しい財政運営が予想されますが、そのような中でも、ICTを導入し、将来を担う子どもたち教育環境の充実や子育て支援市民健康増進などに重点を置いた予算編成となっており、これらの予算が安定した市民サービスにつながるよう、適切な予算執行に努めていただくことをお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。 18 ◯議長石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。  〔2番 八倉巻正臣君 登壇〕 19 ◯2番(八倉巻正臣君) 私は、このたびの議案第1号 令和年度魚津一般会計予算案事業名獣肉加工施設運営補助負担金100万円について反対討論を行います。  この事業は、平成30年6月に魚津市、黒部市並びに2市内の関係機関で構成する新川地区獣肉生産組合を設立し、この組合施設運営補助負担金として平成30年度から3年間補助していく事業です。  ところが、この施設の平成30年度決算書を独自で調査した結果、数々の疑義を持ち、令和元年12月定例会で当局に指摘しました。その結果、今年3月2日に指摘事項の説明があり、数字や仕訳などの訂正の報告を受けました。しかし、私が指摘したときには、この施設の平成30年度決算書は既に監査が終わっていたこと、監査が終わって指摘され訂正がある場合は、もう一度決算書を精査し、監査をやり直すのが常識ではないか。そこで、監査をやり直した決算書こそが本当のこの施設の平成30年度決算書だと思う。  そして、議会や所管である産業建設委員会でも計算書について指摘があったにもかかわらず、この報告を受けたのはごく一部の議員だけである。  指摘があった場合には、全ての議員に対し、今後の対応、対策を報告するのが筋ではないか。  会計士が入っているにもかかわらず、指摘しなければわからない帳簿管理、監査の役割。そして議員への報告もない。このようなずさんとも言える施設に税金を出してよいのか。ここは一旦監査をし直し、正確な決算書を出し、議員報告し直すべきである。  議員諸氏にこの討論への賛同を求めて、私の反対討論を終わります。 20 ◯議長石倉 彰君) ほかにご意見はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長石倉 彰君) ないようですから、討論を終わります。  (採  決) 22 ◯議長石倉 彰君) これより採決いたします。  予算特別委員会委員長及び各常任委員会委員長報告は、議案第1号から議案第27号までについては、いずれも原案どおり可決、承認すべきとの報告であります。  ただし、議案第1号について反対討論がありましたので、まず議案第1号 令和年度魚津一般会計予算を採決いたします。  議案第1号を原案どおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 23 ◯議長石倉 彰君) 起立多数。よって、議案第1号は原案どおり可決されました。  次に、議案第2号から議案第27号までを一括採決いたします。  ただいまの議案26件を原案どおり可決、承認するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの議案26件は原案どおり可決、承認されました。        ─────────────────────────             委 員 会 の 結 果 報 告 25 ◯議長石倉 彰君) 次に、日程第2 委員会の結果報告を議題といたします。  2特別委員会委員長及び産業建設委員会委員長より調査報告の申し出があります。  まず、公共施設再編整備特別委員会委員長報告を求めます。  公共施設再編整備特別委員会委員長 中瀬淑美君。  〔公共施設再編整備特別委員会委員長 中瀬淑美君 登壇〕 26 ◯公共施設再編整備特別委員会委員長中瀬淑美君) 公共施設再編整備特別委員会委員会報告をいたします。  本特別委員会は、公共施設再編整備についての調査研究を目的に設置され、活動を継続してまいりました。  昨年は、この公共施設再編を進める上で、魚津市が抱える公共施設の課題への対応策を考えるための基礎となる資料が必要であると考え、現在活用している見える化シートの有効的な活用方法や、市職員が一丸となった公共施設マネジメント取り組みについて提言いたしました。  公共施設マネジメントを推進していくための調査研究として、今年度は、水泳授業の一部を民間委託している千葉県佐倉市と、公共施設を広域的に相互利用する取り組みを行っている静岡県の志田広域事務組合を視察してまいりました。  佐倉市では、老朽化したプールの建てかえに多くの費用がかかることから、一部の小学校水泳授業を市内の民間事業者に委託する取り組みを行っており、施設経費の節減とあわせて、専門性の高い指導員による子どもたちの泳力向上が図られている状況を見てまいりました。この取り組みにより、教員の負担軽減にもつながっているとお聞きしました。今後は全ての小学校水泳教育を民間に移行するとのことでした。  また、静岡県の藤枝市と焼津市にまたがる志田広域事務組合では、地方自治体の厳しい財政状況の中、お互いの特徴ある強みをうまく利用するため、公共施設を相互利用する取り組みが行われています。地域全体の周遊性を高め、住民の利便性の向上が図られているとともに、両市が相互に機能を補完しながら、市民公共施設を有効に活用できる取り組みを見てまいりました。  これらの視察を通して感じたことは、自治体という枠を超えた広域的な視野に立ち、民間が持つノウハウを有効に利用し、コストの縮減を図りながら市民サービスの向上を目指しているということであります。  今年度は公共施設再編方針見直しを行う中で、公共施設再編推進室を設置し、昨年3月に組織された行財政改革推進委員会で議論を重ねられ、魚津財政健全化計画案が示されました。その中で、総合体育館や学びの森天神山など10施設については、令和6年度までの短期的な公共施設再編方針が示され、当委員会においても議論を重ね、9月議会において公共施設現状把握や分析を十分に行い、市民協働・参画という考えのもと、その結果、経過の情報公開意見収集を十二分に行いながら進めるよう魚津市議会として決議をしたところであります。  公共施設総量抑制は短期間で達成できるものではなく、さまざまな議論を重ねなければなりません。魚津市がよりよい方向に進むためにも、重要課題であるこの公共施設再編に向け、議会と行政が一体となって取り組む必要があるとの判断から、次年度も公共施設再編整備特別委員会を継続し、調査研究を続けていく結論に至りました。  以上をもちまして、公共施設再編整備特別委員会委員長報告といたします。 27 ◯議長石倉 彰君) 次に、地域振興まちづくり特別委員会委員長報告を求めます。  地域振興まちづくり特別委員会委員長 越川隆文君。  〔地域振興まちづくり特別委員会委員長 越川隆文君 登壇〕 28 ◯地域振興まちづくり特別委員会委員長越川隆文君) 地域振興まちづくり特別委員会委員会報告を行います。  本委員会の守備範囲は広範囲にわたります。  そこで、まず魚津市が直面しているインフラの有効活用という分野に絞って調査研究を行いました。魚津市は次世代の子どもたちのために、小学校の統合事業を短期間にかつ集中的に行いました。果敢に小学校統合事業に取り組んだ一方で、空き校舎という副産物をいかにまちづくりに活用するかという点においてはいまだ道半ばであります。  そこで、魚津市の資産である空き校舎の利活用について、先進地域を視察し、調査研究を行いました。また、魚津市のまちづくりに大きな影を投げかけている空き家の増加に対しても、同様の危機感を持ち、そのテーマを調査研究対象とすることといたしました。  先進地の選定は、あえて魚津市の置かれた環境と全く違うところを選定いたしました。選定地は東京都世田谷区のものづくり学校と群馬県高崎市の空き家緊急総合対策事業です。
     まず、世田谷区のものづくり学校の事例。旧池尻中学校の廃校舎を活用したものでございます。運営は民営。1つ、産業振興・創業支援、2つ、地域交流(公共施設要素)、3つ、観光拠点、これらの3つの分野を通して地域に貢献するという企業理念を世田谷区と共有した民間企業が事業運営にあたっております。  世田谷ものづくり学校を取り巻く環境は、人、物、金、情報の視点から、日本で最も恵まれたものだと思われます。しかしながら、その経営過程では、さまざまな試行錯誤が行われてきたことも事実です。  そのノウハウを生かして、新潟県三条市で2014年に閉校した南小学校をリノベーションし、三条ものづくり学校を運営するに至っております。花の都東京都世田谷区と雪国新潟の三条市、全くかけ離れた市場環境の中で、自らの特性を信じて、とにかく取り組んでみるという三条市の姿勢に共感を覚えます。  次に、高崎市の空き家対策です。これも恵まれた財政と首都圏に近く安定した土地価格という、全く魚津市とはかけ離れた環境の中での施策であります。その中でも、空き家を単に解体管理するだけではなく、空き家をオフィス店舗などへリノベーションし、その付加価値に対して補助するという施策が持つ効果に注目しました。魚津市財政の限られた予算を考えると、新しい価値が市民の目に見えるような施策が必要ではないでしょうか。  今こそ魚津市の強みを改めて棚卸しをして、廃校や空き家という遊休資産を生き返らせ、魚津市で若い人たちが生き生きと働ける場をつくるチャンスだと考えます。  当特別委員会の視察研修の報告書をまとめました。ぜひとも市長におかれましては、当報告書をご一読いただいて、廃校や空き家という魚津市の資産を一刻も早く有効活用していただけますようにお願いを申し上げます。  以上をもちまして、地域振興まちづくり特別委員会委員長報告といたします。 29 ◯議長石倉 彰君) 次に、産業建設委員会委員長報告を求めます。  産業建設委員会委員長 松倉 勇君。  〔産業建設委員会委員長 松倉 勇君 登壇〕 30 ◯産業建設委員会委員長(松倉 勇君) 産業建設委員会委員長報告を行います。  政府による2003年のビジット・ジャパン事業を契機とし、また、2006年に観光立国推進基本法が制定され、我が国は大きく外国人観光客の誘客、すなわちインバウンド・ツーリズムへの本格的な取り組みが始まりました。  最近の新型コロナウイルス感染問題が起きる前までは、中国の経済発展を契機としたアジア諸国の経済成長とともに、今まで円高基調一辺倒であった日本の通貨が、構造的不況への対応策として金融緩和にかじを切り、円安基調に転換していったことも追い風になっています。  また、日本の少子高齢化と長引くデフレ基調のもとに、国内観光旅行の伸びが期待できないという観光産業の内情もあり、地方創生策の一つとしてのインバウンド市場の開拓ということが地方自治体にとっても即効性のある経済政策であると認識されました。  富の分配の側面を持つ国内旅行が頭打ちから減少への流れをたどりつつある中で、新たなインバウンド市場から海外観光客誘致で付加価値を生む富の増加という経済的な恩恵を地方にもたらしてくれます。さらに今年はオリンピックイヤーでもあり、多くの外国人がこの日本の地を訪れる予定であります。  魚津市では、平成26年のインバウンド投資や首長自らのトップセールスとして観光博覧会でのアピールなどを通し、インバウンド誘客を行ってきた経緯があります。また、商工会議所とも連携をとりながら、実効性のあるインバウンド事業への転換を働きかけてきました。  そこで、産業建設委員会では、議会としてその政策を支援するために、昨年11月7日から11月10日までの3泊4日の行程にて台湾視察を行いました。世界旅行博では、新川観光協議会のブースにて、新川の魅力、魚津の魅力を台湾市場にアピールする現場を訪れ、台湾の人たちが日本のどこに魅力を感じ、どのような旅行商品を望んでいるかということをヒアリングしました。  台湾の若い人たちが日本の普通の生活に大変興味があることも、旅行会社のマーケティングで明らかになりました。大きな観光地ではなくてもチャンスはあるということであります。まずは魚津市でも、高校生のホームステイなどの取り組みや民間団体や企業を通し国際交流を推進することを提言します。  また、台北にある淡水を訪れ、観光船の運航状況及び台湾の人々の観光船への親密度を拝見いたしました。観光船運航は、世界で最も美しい湾クラブにふさわしい富山湾に面する魚津市の施設、海の駅蜃気楼や埋没林博物館、水族博物館、また魚津浦の蜃気楼、しんきろうロードの風景街道などをさらに生かすことにつながります。  台中市では溪頭松林町妖怪村や渓頭森林遊楽区を訪れ、台湾人の嗜好と健康に対する意識の高さを学んできました。魚津市にもこの地と似たような環境として、片貝山麓の山ノ守キャンプ場、蛇石、洞杉というすばらしいパワースポットや、マイナスイオンがたっぷりのウオーキングコースがあります。高齢者の健康づくりのためのウオーキングコース、トレッキングコースとしてこの地を整備し、そこまでの交通手段としてコミュニティバスの運行などを講ずることも重要かと思えます。  台湾夜市では、人の集まる場所が活気を生んでいる現場を体感し、魚津でもこのような場所の必要性を強く感じてきたところでございます。  くしくも、魚津市にある半導体メーカーに台湾企業が参入するというニュースが入りました。ワールドワイドな資本の自由化を背景に、さらなる国際交流が生まれる予感を胸に、今回の台湾視察を当局とともに実効性のあるものとして生かしたい、そして生かしていただきたいものであります。  世界中において新型コロナウイルス対策に奔走している状況での報告となりましたが、この新型コロナウイルス感染問題が一日も早く沈静化することを望むとともに、ピンチをチャンスと捉えての再スタートとなるよう望んでの報告といたします。  以上です。 31 ◯議長石倉 彰君) 以上で2特別委員会委員長及び産業建設委員会委員長報告が終わりました。        ─────────────────────────           追 加 提 出 議 案 第 2 8 号 32 ◯議長石倉 彰君) 次に、日程第3 本日新たに提案されました議案第28号についてを議題といたします。  (提案理由の説明) 33 ◯議長石倉 彰君) 提案者の説明を求めます。  市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 34 ◯市長(村椿 晃君) 本日、追加提出いたしました議案についてご説明申し上げます。  議案第28号 人権擁護委員の候補者の推薦につき同意を求めることについてでありますが、これは、人権擁護委員 大崎 隆氏の任期が令和2年6月30日をもって満了となるため、引き続き同氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。  以上、本日提出いたしました議案の説明といたします。  何とぞ慎重ご審議の上、議決をいただきますようお願い申し上げます。  (採  決) 35 ◯議長石倉 彰君) お諮りいたします。ただいまの議案については人事案件でありますので、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認め、これより採決いたします。  議案第28号 人権擁護委員の候補者に、魚津市北鬼江923番地 大崎 隆君を推薦するに同意と決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認め、本件は同意と決しました。        ─────────────────────────          議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号 38 ◯議長石倉 彰君) 次に、日程第4 議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号についてを議題といたします。  (提案理由の説明) 39 ◯議長石倉 彰君) 提案者の説明を求めます。  4番 林 久嗣君。  〔4番 林 久嗣君 登壇〕 40 ◯4番(林 久嗣君) 議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号について、提案理由を述べます。  平成29年6月9日に公布された地方自治法等の一部を改正する法律により、監査制度については、監査委員による監査基準の設定、監査専門委員の創設等、監査制度の充実強化に向けた見直しが実施されました。その中で、議員のうちから選出する監査委員の選任の義務づけが緩和され、議員選出監査委員を選任するか、しないかについては各自治体の判断により選択ができるようになりました。  これまで魚津市の監査において、議会から1名の監査委員を選出し、その役割を果たしてきましたが、本市議会では、今回の地方自治法改正の趣旨を踏まえ、監査制度と議会の関係性等について議論を行いました。  その結果、監査委員と議会の監視機能における役割分担を考えた場合、監査委員は、専門性のある識見監査委員に委ね、専門性や独立性を発揮した監査を実施され、監査機能の充実強化がより図られることが望ましく、議会は議会としての監視に集中するため、6名体制であった決算特別委員会において議長を除く全議員による審査体制に改め、議会としての機能強化を図るべきとの結論に至りました。  よって、魚津市議会では、議員のうちから監査委員を選任しない旨の本条例の提出をするものであります。  何とぞ慎重審議の上ご賛同いただきますようお願いいたします。  (質  疑) 41 ◯議長石倉 彰君) ただいまの議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号について、ご質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長石倉 彰君) ないようですから、質疑を終わります。  (討  論) 43 ◯議長石倉 彰君) お諮りいたします。ただいまの議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、これより討論に入りたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認め、討論に入ります。  何かご意見はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長石倉 彰君) ないようですから、討論を終わります。  (採  決) 46 ◯議長石倉 彰君) 議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号について、採決いたします。  議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号について、原案どおり可決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの議案原案どおり可決されました。        ─────────────────────────            議 員 提 出 議 案 第 3 号 48 ◯議長石倉 彰君) 次に、日程第5 議員提出議案第3号についてを議題といたします。  (提案理由の説明) 49 ◯議長石倉 彰君) 提案者の説明を求めます。  2番 八倉巻正臣君。  〔2番 八倉巻正臣君 登壇〕 50 ◯2番(八倉巻正臣君) 議員提出議案第3号につきまして、案文を朗読し提案理由の説明にかえさせていただきますので、何とぞ慎重審議の上、議決を賜りますようお願いいたします。   新型コロナウイルス感染による今後の対応・対策を国に求める意見書(案)  2019年12月初旬に中国政府は、中国武漢市を中心に広がっている新型コロナウ イルス感染について公式に発表した。これを受けて政府は、感染拡大防止の為、新型コ ロナウイルス感染症対策本部を設置し、新型コロナウイルスをめぐる現在の状況を的確 に把握し、情報発信をして地方自治体、医療機関、専門家等と連携している。  また、新型コロナウイルス感染症対策では国民・企業・地域等に情報を提供し、冷静 な対応を呼び掛けている。企業に対しては発熱等の風邪症状が見受けられる職員等への 休暇取得の勧奨、テレワークや時差出勤の推進等を強力に呼びかけ、イベント等の開催 については、現時点で全国一律の自粛要請を行うものではないが、専門家会議からの見 解も踏まえ、地域や企業に対して、イベント等を主催する際には感染の広がり、会場の 状況等を踏まえ開催の必要性を改めて検討するよう要請している。加えて感染が拡大し ている国に滞在する邦人等への適切な情報提供や支援を行い、外国政府及び外国旅行者 への適切・迅速な情報提供と国内での感染拡大防止及び風評被害対策に繋げている。
     しかし、いまだに国内では感染者が広まっており、今後、感染の拡大が急速に進むと、 患者数の増加、医療従事者の感染リスク増大、医療提供体制の破綻などが考えられ、社 会や経済の混乱などを招く恐れがある。今回の新型コロナウイルスは中国武漢市が閉鎖 されるまでの間に武漢市と日本との間で多数の人々の行き来があり、その中にウイルス に感染していた人がいたと考えられる。今後海外で起こり得る新型感染症の水際対策で は、感染発祥地からの入国制限の強化や入国するに当たっての検査の徹底を行うための 法整備等が必要である。また、地方自治体においては、国と地方との協議がないまま国 から一方的に政策を押し付けられ、全国各地では様々な自治体関係機関や国民生活にも 混乱が生じている。  よって、国会及び政府においては、国民の安全・安心を守るために新型コロナウイル ス感染に対し、今後、最善の対応・対策を講じるよう、下記の事項について要望する。 1.海外での感染発生地からの入国制限の強化・検査を徹底する為、法整備などの必要  な措置を早急に行うこと 2.地方自治体との連携を緊密に行い、地方の財政負担とならないよう国が責任を持っ  て対策を講じること  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和2年3月19日                               魚 津 市 議 会  (質  疑) 51 ◯議長石倉 彰君) ただいまの議員提出議案第3号について、質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長石倉 彰君) ないようですから、質疑を終わります。  (討  論) 53 ◯議長石倉 彰君) お諮りいたします。ただいまの議員提出議案第3号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、これより討論に入りたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認め、討論に入ります。  何かご意見はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長石倉 彰君) ないようですから、討論を終わります。  (採  決) 56 ◯議長石倉 彰君) 議員提出議案第3号について、採決いたします。  議員提出議案第3号について、原案どおり可決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの議案原案どおり可決されました。  ただいま可決されました意見書1件は、速やかに関係行政長宛てに送付することにいたします。        ─────────────────────────      議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中の継続審査について 58 ◯議長石倉 彰君) 次に、日程第6 議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員会委員長及び各常任委員会委員長から、会議規則第112条の規定により、お手元にお配りいたしました申出一覧のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。議会運営委員会委員長及び各常任委員会委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。        ───────────────────────── 60 ◯議長石倉 彰君) 以上で日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  今会期中は、議員各位、市当局並びに報道関係者より誠意を持ってご協力いただきましたことに対し、本席より厚くお礼申し上げます。        ─────────────────────────           閉    会    の    宣    告 61 ◯議長石倉 彰君) これをもちまして、令和2年3月魚津市議会定例会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。  午後 2時24分 閉会   上記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。            魚津市議会議長            魚津市議会副議長            署名議員            署名議員 魚津市議会...